AI News
11月3日のAIニュース

毎朝、AIのニュースから経営と仕事に関わるものを選び、出典へのリンクを付けて載せています。各項目に、編集者 小畑タカユキのひとことと、今日すぐ試せることを添えています。
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Claudeの旧モデル4つにも、見えない「透かし」が入り始める
Anthropicは、Claude Mythos 5・Opus 4.7・Opus 4.6・Sonnet 4.6の4モデルが書く文章にも透かしを入れると、API利用者にメールで知らせた。報道によると開始は11月3日。8月2日以降に出た新しいモデルには、すでに最初から入っている。文字を足すのではなく言葉の選び方にわずかな規則性を残す方式で、利用者や会話を特定する情報は含まれず、料金も変わらない。EU AI法に対応するためで、利用者が自分で外すことはできない。Opus 4.6とSonnet 4.6は、出力のばらつきを決める設定(temperatureなど)を初期値のままにしたときだけ透かしが入る。
出典
- Anthropic 公式解説8/14公開・9/1更新
- The Decoder10/31
- Neural Brew11月
小畑のひとこと
昨日のGrokに続いて、Claudeでも透かしが標準になりました。主要なAIはどれも「AIが書いたかどうかを後から確かめられる」方向に揃ってきています。僕は、AIで下書きすること自体は何も悪くないと考えていますが、「AIを使ったことは隠せる」という前提はもう捨てたほうがいいです。大事なのは、人がどこを確かめて、どこに責任を持ったかを言えることです。
やってみよう
AIに書かせてそのまま使っている文章(ブログ・メール・提案書など)を1つ選び、自分で確認・書き直した部分がどこかを書き出してみてください。
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OpenAI、「暮らしの用事」をAIがどこまで片付けられるかを測る指標「LifeVal」を公開
OpenAIは11月2日、子育て・健康・教育・家の手続き・家計・買い物・行政手続きといった日常の用事を、AIがどれだけ最後までやり切れるかを測る評価「LifeVal」を公開した。アメリカと各国の生活時間調査に、3,995人への新たな調査を組み合わせて、人が手伝ってほしい用事を選んだ。例として「引っ越し先で合う幼稚園を探して申し込み準備をする」などが挙げられている。OpenAIの発表では、平均スコアはGPT-5.2の49.3%からGPT-6 Astraの80.6%に上がった。ただしOpenAIが自社モデルだけを測ったもので、課題の中身や採点方法は公開されていない。
出典
- OpenAI「LifeVal」11/2
- CellCog11/2、X告知は11/3 2:27 JST
小畑のひとこと
AIの評価が「試験の点数」から「用事を最後まで片付けられるか」に移ってきたのが、このニュースの一番の意味だと僕は見ています。調べて終わりではなく、比べて、絞って、申し込みの手前まで進める。仕事でも暮らしでも、AIに任せる単位が「質問」から「用事」に変わりつつあります。ただ、点数は自己申告なので、数字より「どんな用事が例に挙がっているか」を見るほうが役に立ちます。
やってみよう
今週やらなければいけない用事(手続き・比較・予約など)を1つ選び、「最後に自分が確認するところまで進めて」とAIに頼んでみてください。どこで止まるかを見るだけでも、任せ方の勉強になります。
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日本語に特化した文字起こしAI「Haas-ja-v1.0」が無料で公開
日本のThird Intelligenceが、日本語の音声認識モデル「Haas-ja-v1.0」をオープンソース(Apache License 2.0)で公開した。パラメーター数は約6億と軽く、同社の評価では、比べたオープンモデルの中で最も精度が高かった。Hugging Faceで無料のデモが公開されており、GIGAZINEの試用では4分19秒の音声を0.32秒で文字起こしした。一方で人名や作品名の聞き間違いはあり、手直しは必要だったとしている。
出典
- Third Intelligence 公式10/30
- GIGAZINE11/2 15:24 JST
小畑のひとこと
会議や取材の文字起こしは、AI導入の相談でいちばん最初に出てくる用事です。日本語に強いモデルが無料で、しかも自分のPCやサーバーでも動かせる形で出てきたのは、中小企業にとって選択肢が増える話です。とはいえ固有名詞は間違えるので、「AIが起こして、人が名前と数字を直す」という分担は変わりません。
やってみよう
Haas-ja-v1.0の無料デモに、手元の短い録音(社外秘でないもの)を入れて、今使っている文字起こしと比べてみてください。
要点は出典の記事をもとに編集部がまとめたものです。日時は日本時間で、出典側の公開・更新の時刻です。詳しくは各リンク先でご確認ください。
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