AI News
11月4日のAIニュース

毎朝、AIのニュースから経営と仕事に関わるものを選び、出典へのリンクを付けて載せています。各項目に、編集者 小畑タカユキのひとことと、今日すぐ試せることを添えています。
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OpenAI「ChatGPTの検索回数は、Googleの5分の1に達した」
OpenAIでChatGPTの一般向け製品を率いるAdam Fry氏が、11月2日(米国時間)の記者向けイベントで、ChatGPTで行われる検索の量がGoogleの検索量の20%に当たると話した。ここでの「検索」は、質問の結果としてWeb検索が走ったものを指し、言葉の意味を聞くだけのような使い方は含まない。比較に使ったGoogle側の数字の出どころは示されていない。同氏は、回答の中に図や操作できる画面を出す「Intelligent UI」を今後の方向として挙げ、広告については「利用に悪い影響は出ていない」と述べた。
出典
- The Verge11/4 3:30 JST
小畑のひとこと
数字はOpenAIの自己申告で、比べ方もはっきりしません。それでも、お客さんが「調べもの」をChatGPTで済ませる流れは、Web制作の現場でもはっきり感じています。僕は、検索順位だけを追う時代から、「AIに紹介されたときに正しく伝わるサイトか」も見る時代に入ったと考えています。会社名・サービス内容・料金・所在地といった基本情報が、ページにきちんと書かれているかどうかが前より効いてきます。
やってみよう
ChatGPTに「(自社名や自分の屋号)について教えて」と聞いてみてください。答えが古かったり間違っていたりしたら、自社サイトのどのページを直せば正しく伝わるかをメモしておきましょう。
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Google、学校の生徒アカウントでAIを「最初はオフ」に。ただしAIを使わない学校はGoogle検索も使えなくなる
Googleは11月3日(米国時間)、小中高(K-12)の生徒アカウントについて、Gemini・Gemini Notebook・Gemini in Classroom・Google検索を、学校の管理者がオンにするまで使えない状態にすると発表した。Googleは「検索とAIは深く組み合わさっている」として、AIを入れない学校では検索も使えなくなると説明し、議員や教員団体から反発が出ている。Googleは後に、検索だけを個別にオンにすることもできるとしたが、その場合も検索の中のAI機能は付いてくる。あわせて、答えをすぐ見せずに一歩ずつ考えさせる「Guided Learning」を検索とClassroomに入れ、今月から米国の一部の学校で試す。具体的な切り替え時期は、今後数か月のうちに学校へ知らせるとしている。
出典
- Google 公式ブログ11/3
- NBC News11/3
- The Verge11/3
小畑のひとこと
今回いちばん大事なのは、「検索とAIはもう切り離せない」とGoogle自身が言い切ったことだと僕は見ています。学校の話ですが、会社や家庭でも同じで、「AIは使わない」という選択肢は年々取りにくくなっています。だからこそ、禁止するかどうかより「どう使うかを決めておく」ほうが現実的です。
やってみよう
自分の会社や家庭で、AIを「使ってよい場面」と「使わない場面」を1つずつ書き出してみてください。たったそれだけでも、使い方のルールの第一歩になります。
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OpenAI、ほぼAIだけで設計した試作機を公開。社内のハード部門ではAI利用が23倍に
OpenAIは11月3日、モデルが機械・電気の設計やシミュレーションを手伝う取り組みをまとめて公開した。試しに、Codexと話すための小さな機器を、人が設計データを直接いじらずに作れるかを試した。見た目、ケース、基板(部品の選定と配置)、画面とソフトまでAstraが設計し、社員2人が副業的に1週間足らずで設計、委託先が1か月足らずで試作品を少量作った。ただし量産の準備には何度も見直しが必要で、Astraは工場の製造上の制約や誤差、組み立てに必要な細かい点を毎回は考えられなかったとしている。同社のハード・インフラ部門では、2月からモデルの利用量(トークン数)が23倍に増えたという。
小畑のひとこと
「AIだけで作れた」より、「最後の詰めは人が何度も直した」という部分のほうが、僕は大事だと思います。AIが速く形にしてくれる一方で、現場の制約や細かい条件はまだ人が押さえる必要がある。Web制作でもまったく同じで、作業はAI、判断と最終確認は人、という分担はものづくりでも変わらないようです。
やってみよう
いま抱えている制作物や企画を1つ選び、「AIに最初の形を作らせる部分」と「自分が必ず確認する部分」に分けて書き出してみてください。
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東北大学とアイシン、電源を切っても中身が消えないメモリを積んだAIチップを開発
東北大学とアイシンは11月2日、電源を切ってもデータが消えないメモリ「STT-MRAM」をAI処理の部品のすぐ近くに積んだAIチップを開発したと発表した。外付けのDRAMやSSDからデータを運ぶ手間を減らす仕組みで、電源を入れてからOSが立ち上がるまでが約2.5秒から65.7ミリ秒に(約39倍速く)、物体検出のAI処理時間は約10分の1に、AI処理の消費電力は約50分の1になったという。製造はTSMCの16nmプロセスで、STT-MRAMを積んだ16nmのAIチップは「世界初」としている。成果は台湾で11月1〜4日に開かれる国際学会A-SSCC 2026で発表される。
出典
- MONOist11/4 6:45 JST
小畑のひとこと
クラウドの大きなAIの話が続くなか、手元の機械の中で小さく速く省エネに動くAIも、着実に進んでいます。カメラや車、工場の機械にAIが入るのが当たり前になると、「ネットにつながなくても動くAI」の出番が増えます。日本のメーカーと大学が強みを出しやすい分野なので、僕は注目しています。
やってみよう
身の回りで「電源を入れてすぐ使えたら便利なのに」と感じる機械(防犯カメラ、レジ、車載機器など)を1つ思い浮かべて、そこにAIが入ったら何が楽になるかを一言メモしてみてください。
要点は出典の記事をもとに編集部がまとめたものです。日時は日本時間で、出典側の公開・更新の時刻です。詳しくは各リンク先でご確認ください。
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